熱塩温泉「ホテルふじや」
熱塩温泉で宿泊したホテルふじやさんは、建物は年季が入っていますが、手入れは行き届いて清潔感があります。宿泊客は大衆演劇のショーとお芝居が無料で見ることができるとのことでしたが、残念ながらその時間帯には外出していたため見ることができませんでした。
熱演中
老人会かなにか、宴会も入っているようで賑やかで楽しそうな声も聞こえていました。アクセス手段が少ないわりに、とても賑わっているという印象です。お近くの方とか常連さんとかも多いのでしょうか。
夕飯は土地の食材を使ったお料理が並び、お腹がぺこぺこだったため私も同行者もみんな黙ってもくもくとお食事をいただきました。たぶんホテルの方は、あなたたちもっとゆっくり食べなさい!って思ったことでしょう。だってお茶が届くころにはほとんど食べ終わっておりましたから。
御夕飯
いや~、馬刺しも鮎も釜飯も美味しかった!地の物っていいですね。
食事の後はお待ちかねの温泉へ。ふじやさんは観音風呂が名物のお宿です。観音風呂のほかにももうひとつ壁画風呂もあって、時間で男女いれかわりでどちらも入ることができます。夜の女湯は壁画風呂でした。壁画にも観音様が描かれていましたが、名物の観音風呂とはいったいどんなものなのか気になります。男性陣に聞いてみると、「観音様がいたよ」とのことでしたので、いらっしゃるようですけど・・・。そうじゃなくて、どんな風にどんな観音様がいらっしゃるのか知りたいのにと思いながら、明日の朝まで我慢することに。
お湯は熱塩温泉の名前の通り、しっかりと体の中まで温まるナトリウム・カルシウム塩化物泉。じんわりぽかぽかと体の芯まで温まって、お湯から上がった後もずっと暖かさが持続していました。寒い会津、こういった泉質の温泉は嬉しいです。しっかり温まったので、夜もぐっすり眠ることができました。もちろん朝の寝ざめも快適!
早起きしたので、朝食前に朝風呂に入ることに。夕べ見ることのできなかった観音様をやっと見ることができました。さすがに温泉の写真は撮影できませんでしたが、室内の大浴場の中央、ふちに立った大きな観音様が見守ってくださっている、というかんじ。お約束のようにお賽銭が観音様の足元にあげられていました。気持ちはわかりますが、わざわざお風呂に入るのにお金をにぎりしめてくるのだろうか・・・と不思議な感じも。
お風呂から上がった後はみんなで近くにある温泉神社へお散歩に出かけました。
猫ちゃんもお散歩中
温泉神社の大杉が有名なようです
温泉神社へ続く石段
鳥居には「温泉神社」の文字
神社の境内には大杉が立ち並びます
温泉神社は草創の年は不明であるものの、熱塩温泉ゆかりの古社であるとのことです。
ホテルにもどってお風呂にはいり、朝食へ。昔ながらの旅館の朝食といった感じですが、ご飯とお味噌汁はお替り自由。ステージの前にご飯のジャーとお味噌汁の鍋がならび、御給仕の方が待機されているというシステム。お代わりする時は自分でではなく、お給仕の方がよそってくれます。
どれも美味しくて箸が止まりません
これもまた、旅行をしているな、という気分になりますが、同時に何度もお代わりをするのが気恥ずかしいというか申し訳ないという気分になってしまうのはなぜでしょうか。結局ご飯、お味噌汁ともに1度ずつお代わりをして終了。
旅行に来た時は朝はとにかく食べる方なので、もう少し食べたかったかなーというかんじもしました。
食事後、チェックアウト前にホテルふじやさんのお向かいにある「示現寺」を散策。
玄翁和尚が座禅をしたという石が池のほとりにあるとのことだったのですが、ざんねんながらどの石なのか特定まで至らず断念。
玄翁和尚のお墓
玄翁和尚のお墓へお参りして、熱塩温泉を後にしました。
ふじやさんのお風呂は24時間源泉かけながし。
湧出量:138リットル/分
源泉の温度:68度
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉
Ph6.26
お湯:無色透明
効能:糖尿病、胆石、胃腸病、婦人病、疲労回復、健康増進、リウマチ、神経痛、更年期障害、便秘、子宝
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