5月のことになりますが、岐阜の伝承巡りに行って参りました。その中でも印象的だったのが、下呂温泉の南西部に位置する金山町にある謎の巨大遺跡群・岩屋岩陰遺跡(いわやいわかげいせき)です。一度は行ってみたいと思っていた場所のひとつでしたが、お天気はあいにくの雨。雨というよりも豪雨・・・。
しかしせっかくここまで来たので、見ないという手はありません。なんだかアスファルトの坂道が軽く川のようにもなっていましたが、遺跡のある斜面は土がしっかりと降った雨を吸収していて、それほどの悪路ではなかったのが幸い。
階段を上がる前から目に飛び込んで来たのは、その巨大さ。巨石って、どうしてこんなにも不思議な感じがするのでしょうか。
階段を上りきると、そこには小さなお宮が作られていました。
大きいな、と遠目でも思いましたが、巨石へと続く階段を上る人との対比でさらにその大きさを実感できました。もう、とにかく本当に大きい。この石はどこから来たのか、不思議なパワーを感じる場所です。
岩屋岩陰遺跡は、古代の天文台だったのではないかという説もあるようです。太古の人々がこの巨石を利用して太陽観測を行い、暦をつくった場所ではないかといわれています。
巨石はたくさんあるのですが、その中でも特定の3箇所にある巨石群には、春分・夏至・秋分・冬至などの特定の期間に、太陽光が石の間に射し込む込むというのです。
巨石に混じって、木製の小さなロッジのような建物があったので覗いてみると、中には夏至や冬至などに太陽が指しこむ角度が表されていました。
斜めに描かれた角度が太陽の指しこむライン
今回の訪問は残念ながらの雨でしたが、いつかまた太陽の光が元気な時にまた訪問したい場所です。
スポンサーリンク
金山巨石群 岩屋岩蔭遺跡
所在地:岐阜県下呂市金山町岩瀬
コメントはまだありません