会津旅行2日目は五色沼へ。五色沼も会津の観光スポットとして有名な場所ですが、沼の色の美しさは本当に素晴らしいので、福島に来たらぜひみてほしい場所のひとつです。
五色沼へ到着して、まずはレストランで食事から。喜多方で食べられなかった喜多方ラーメンがメニューにあったので、そちらを注文!でもここは会津なので、正式には会津ラーメンになっちゃいますが。喜多方ラーメンと会津ラーメンの違いは場所だけで、中身は一緒なんだよと会津の友人に教えてもらったことがありました。喜多方ラーメンは醤油味の太麺というイメージがありますが、本来は味も麺の太さも決まりは無いとのこと。どうりで喜多方のラーメン屋さんはお店によって様々な個性があるわけなんですね。
今日の予定は五色沼の周りをぐるっと徒歩で歩くというもの。観光コースになっていて、舗装はされていないものの、きちんと道が整備されています。歩きはじめは余裕だなぁ、なんて思っていたのですが。歩き始めてすぐ、ある問題が浮上してきました。
虫です。
細かい、小さな羽虫が群になって飛び回っているのです。人間の二酸化炭素に反応しているのかなんなのかは不明ですが、何故か人の顔にたかりたがって仕方がありません。虫たちを払いのけながら歩き続けるのは一苦労。これは季節的なものだと思うのですが、油断せず虫よけをしてくればよかったなと思いました。
みどろ(深泥)沼は3色の水をたたえる不思議な沼
五色沼は1888年に起った磐梯山頂北側の水蒸気爆発によってできた沼です。それまで川だった場所がその時の爆発でせき止められ、五色沼と呼ばれる五色沼湖沼群が生まれました。五色沼は各沼ごとに色が違うという不思議な面を持っています。これは沼に流れ込んでいる火山性の水質や、植物・藻などの影響があるためだということです。
毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼がメインの沼ですが、この他にもいくつかの沼で五色沼湖沼群が作られています。
五色沼の沼は基本は青・緑系ですが、それだけではありません。酸化鉄の沈殿物が付着し赤みがかった「赤沼」と呼ばれる沼はブラタモリでも紹介され、タモリさんが大絶賛したということです。ブラタモリのおかげで一気に知名度の上がった赤沼ですが、今回残念ながらよく見えませんでした。その代りと言っては何ですが、青系の沼は輝くように透き通った色をたたえて出迎えてくれました。
この青さ、天然の色なのです。まるでバスクリンをいれたような、という庶民的なたとえしかあの場では出てきませんでしたが、本当に凄いブルーなのです。木の合間から沼が見えた時の感動はなかなかのもの。どうすれば自然にこの色が出るのでしょうか。地球って偉大だなとしみじみ思ってしまいました。
景色を取ろうとカメラを構えるのですが、微妙に羽虫たちが映り込んでくるという惨劇。きみたち、本当なにに反応しているのか。なんとかカメラの前から羽虫を追い払い、なんとか五色沼の美しい景色をカメラに収めることができました。みなさん苦労されていたようなので、羽虫ご一行様についてこられていたのは私たちだけではなかったようです。
ぐるっと五色沼を周り終わるころには、歩き疲れと羽虫を追い疲れがダブルで襲って来ている状態です。ここはやはり元気を補給しなければと、売店で販売されていたソフトクリームを購入しました。「五色沼ソフト」です。この色、五色沼の色にそっくりですね!味は塩ソフトで、甘すぎず疲れた体にはほのかな塩分がとても優しかったです。
毘沙門沼にはボートに乗ることもできます。また、錦鯉もいるのですが、この中に模様がハートマークになっている鯉がいるのだと評判です。なんでも見つけると恋がかなうのだとか。
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