トム・クルーズ

【実話】10月21日公開トム・クルーズ『バリー・シール/アメリカをはめた男』モデルになった人物ってどんな人?

トム・クルーズの主演映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』の公開が10月21日に公開されます。今回のトム・クルーズはアメリカを欺いた麻薬王です。しかもこの麻薬王、実在の人物で、映画の内容は実話に基づいているというのです!

『バリー・シール/アメリカをはめた男』の内容とは


舞台は1970年代後半。主人公のバリー・シール(トム・クルーズ)は、トランス・ワールド航空でパイロットとして勤務していました。その腕前は超一級!そのため、CIAからスカウトされ、極秘任務を依頼されることに。任務を引き受けたバリー・シールは、その数年後にはCIAとパナマの独裁者、マヌエル・ノリエガとの仲介人の役割を果たす存在に。同時にシールはアメリカへコカインの密輸に手を染めます。さらにニカラグアの親米反政府組織に武器を密輸する任務についたシールは、武器の横流しまで。
最初のうちはシールの任務を代行できる人材がいないため彼の悪事を黙殺していたCIAも、やがて暴走するシールの悪事を問題視するようになります。シールはDEAとFBIから追われる身となってしまい・・・。

トム・クルーズにはめずらしく、今回の役柄は悪役。しかもホワイトハウスも麻薬カルテルも手玉に取った実在の人物がモデルなんです。

トム・クルーズが演じるバリー・シールとはどんな人物だった?(ネタバレ?)

実在したバリー・シールという人物について調べてみました。伝記映画という性質上、彼の生涯自体がネタバレになってしまうかもしれないのでご注意ください。

Tom Cruise avp 2014.jpg
By Georges Biard, CC BY-SA 3.0, Link

バリー・シールは1939年7月16日に、アメリカのルイジアナ州バトンルージュに生まれました。10代のころから飛行機に乗り始め、1961年にはルイジアナ軍防衛隊に入隊。1964年にはトランス・ワールド航空に勤務。西ヨーロッパの定期路線で、最年少でボーイング707の司令官職についた優秀なパイロットでした。
CIAにスカウトされ極秘任務に関わるようになりますが、同時に麻薬カルテルや武器の横流しなどにも手を染めます。


1979年12月、シールはホンジュラスで逮捕され、翌年(1980年)7月まで投獄されます。しかしシールはこれに懲りず、帰国後はパイロットを雇うなどして密輸事業を拡大。コロンビアとパナマからコカインなどをアメリカ国内に輸送し、1便につき50万ドルも稼いでいました。しかし再び逮捕。フロリダ州の連邦裁判所で起訴され、懲役10年という有罪判決を受けます。

判決後、バリー・シールは自らDEAに接近し、情報提供者として政府と協力すると提案。しかしそれはカルテルを裏切る行為でした。そのためカルテルからシールを誘拐したら100万ドル、殺せば50万ドルという報奨金をかけられることに。1986年2月19日、メデイン・カルテルのパブロ・エスコバール社長に雇われた殺人者によって銃殺され、その波乱に満ちた生涯を終えました。

まるで映画そのもののような人生を送った人物が実在していたんですね。
この実話が、トム・クルーズ主演でどんな映画になっているのか、いまから公開が楽しみです。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
<スポンサーリンク>



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です